住宅用太陽光パネル 進まない集合住宅への設置

 神奈川県が集合住宅用太陽光の助成を始めるとのこと、川崎市でも管理組合への助成として集合住宅への太陽光発電の設置助成を受け付けています。県の助成が始まると聞き、川崎市に状況を聞いたところ、戸建住宅への助成件数は伸びているが、管理組合のほうが問い合わせはあっても申請まで至らないという説明でした。ちなみに2010年は戸建住宅591件に対し管理組合の件数は0件、今年度も管理組合への助成はまだ0件です。一方相模原市では集合住宅の申請は多いと聞き、この違いは何かと考えてしまいました。多様な市民が暮らす集合住宅で管理組合では合意形成が困難な場合が多いかとも思われますが、せっかくの制度が生かされないのは残念です。
 住宅用太陽光発電を設置の補助は、電力消費を抑え、省エネルギー政策のひとつです。今後に向けても様々な場面での省エネルギーに向けた政策誘導が求められます。知恵を出しあって市民からの政策実現を進めます。