タウンニュースに掲載されました~香りが香害になっています~


合成洗剤や柔軟仕上げ剤、ヘアケア剤、消臭除菌剤など暮らしの中に多様な香りが溢れています。
神奈川ネットが行ったアンケートでは、これら「香り」によって8割を超える人が「気分が悪くなった経験がある」と答え、3割が「頭痛や吐き気など体調を崩したことがある」と健康被害が広がっていることがわかりました。
この「香り」は化学物質に由来していますが、成分表示はなく公開もされず企業秘密になっています。適量を使用するように表示されていますが、同じ香りを使い続けると慣れから使用量が増えていく傾向があることも指摘されています。香りの感じかたについては個人差があるため、良い匂いと思う人もいますが、苦しんでいる人が増加している現状があります。
全国から成分表示現状調査と現状調査することを求め3万を超える署名が集まり、関係省庁と意見交換を行いましたが「香り」との因果関係が明確になっていないため対策については検討する予定がないとの返答でした。成分も公開されていなければ原因究明もできません。香料についての情報公開と「香害」についての周知が求められます。
大西いづみ・佐々木ゆみこは、必要のない使用は控えるなどの広報はもちろんのこと、成分表示を求め、予防原則から化学物質の環境曝露を低減させるための提案をしていきます。