市の「学習支援事業」の状況を調査

12月3日(木)川崎市の「学習支援事業」の状況調査を行ないました。

2013年7月から「川崎市学習支援・居場所づくり事業」を受託している「NPO法人フリースペースたまりば」から現場の状況をお聞きしました。

「NPO法人フリースペースたまりば」は自分の「居場所」を見出せない子どもや若者たちが集まるフリースペースとしてスタートし、現在は高津区の津田山にある「川崎市子ども夢パーク」の指定管理者として管理・運営、夢パーク内の「フリースペースえん」の管理・運営を行っています。

学習支援の内容は週2日(月曜日、木曜日)18時30分~20時30分実施し、登録している子どもは111人。中学3年生中心で中学1年~2年、定時制高校に通っている高校生等も在籍。スタッフはコーディネーター2人、学習支援員3人(元教職員と県からの教職員)学習サポーター5人~6人(大学生等、登録者約18人)で運営。時間が遅いので軽食を出し、中学3年生が中心なので受験に向けての学習体制を取っている。運営費700万/年間(川崎市の委託費と国からの補助金)は殆ど人件費で、今はフードバンクから毎週木曜日に食品が届いている。等でした。

課題は貧困家庭の子ども達の生活支援の必要性、川崎区2ヵ所で各区に1か所のため津田山から遠い子ども達の交通手段、中学1年・2年からの基礎学力をつけること等があるそうです。現場の声を生かした事業の在り方を検証していく必要性をあらためて感じました。

 

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