大河原まさこさんと防災についても意見交換
5 月15 日、宮前ネット事務所において、浪江町消防団物語アニメ「無念」上映会と地域防災について意見交換会を開催しました。この作品は、自然災害では起こりえない原発事故の実情を知ってもらうためのものであり、原発反対の運動のために作ったものではないと記されています。
東日本大震災から5 年、福島県浪江町消防団は、原発事故で救助活動を中止せざるを得ず、助けられなかった命に今もお詫びを続けています。「無念」としか言いようのない悲しみや怒りに胸が痛みました。映画の最後は「無念」の気持を乗り越えて必ず復興し、苦境を乗り越えた物語として100 年後の子孫にも語り継いでいきたいと締め括られています。
上映後は、大河原まさこさんと共に、映画の感想を含め様々な意見交換を行いました。「3.11 当日に思いを馳せ、忘れていた感情を呼び起こされた」と言う感想や、「5 年前の思いが甦り原発の怖さにあらためて気付かされ、本当に原発が必要なのか」といった疑問の声が多く発せられました。大河原さんからは、震災当時の民主党政権下での状況について報告がありました。熊本地震の最中でもあり地域防災についても参加者の関心は高く、充実した意見交換会となりました。