今こそ地域の政治!

 神奈川ネットは地域政党として、市議・県議を生み出しながら宮前区で40年活動を継続しています。介護や子育て、環境問題など生活に密着した課題を政治の場につなぎ、市民事業の立ち上げ支援を行い地域のニーズに応えてきました。国という大きな組織で制度政策を作るのではなく、地域の特徴にあった仕組みを作る政治を市民のみなさんと進めています。子どもを育てながらや障害のある子どもの成長を見守りながら、介護をしながらと生活の現場にいる女性が議会に参加し社会を変えてきました。議員を職業化せず交代しあい、カンパとボランティアで参加型政治の実践を重ねています。

東日本大震災・東京電力福島第一原発の事故から12年が経ちました。震災直後大量の放射能が川崎市にも降りかかりました。若い世代や子育て中の市民のみなさんから外を歩いていいのかなど多くの不安の声が届きました。こうした声を受けて神奈川ネットは、子どもたちが日常遊んでいる公園の放射能測定を行ってきました。子どもは砂場に座り込んで遊びます。滑り台の下では手もつきます。どんぐりを拾いに大きな木の下にも行きます。その結果分かったのは、当時の風邪の影響を受け北東方向の斜面の濃度が高いこと、雨が降ると低い地点に溜まっていることでした。それから12年間測定を続けています。3月11にも測定しました。

2023年3月放射能測定のサムネイル

神奈川ネットは地域の市民から頂いた課題を当事者でもある地域の皆さんと調査し、政策提案につなげます。

地域から再生可能エネルギーを推進

地球温暖化による気候危機を私たちは身をもって体験しています。異常気象や自然災害の甚大化など、脱炭素社会に向けて再生可能エネルギーを推進させる社会へと大きく舵を切る時です。さらに福島第一原発の事故は、12年経ってもいまだ廃炉の見通しも立っていません。汚染水や核の最終処分場の問題も解決していません。私たちは原発に頼らない社会をめざします。

 子どもたちが安心して住み暮らしていける環境を残していくために、神奈川ネットは40年前、生活者の政治を宮前区からスタートしました。生活の課題は政治の課題です。紛争や干ばつなどが世界のエネルギー事情を変えています。地域のなかにある太陽光や水力発電、都市農業と連携しソーラーシェアリングなど地域で発電し地域で消費する地産地消をすすめ、エネルギーの安全保障として再生可能エネルギー社会への取組を進めていきます。

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