川崎市は、この秋からミックスペーパーのリサイクルにモデル事業として取り組みます。川崎ブロック協議会では、川崎区水江にある古紙リサイクル工場を見学してきました。
工場は川崎の臨海部ゼロエミッション工業団地の一角にあり、機密書類を入れたダンボールが運び込まれ、牛乳パックなどのパック類、古紙問屋から運ばれたミックスペーパーが山と積まれていました。
運び込まれた古紙は、溶解などの処理をされ2日後には古紙100%のロールパーパーに生まれ変わるとのことでした。機密書類の箱は、工場ではふたを開けることなく運ばれていきますが、混入されているプラスチック類やクリップなどの金属類は、処理の過程で排出されます。運び込まれる古紙の3割がこうした異物と紙の表面にあるペーパースラッジで、紙に再生されるのは残りの7割です。古紙を出す市民・事業者とリサイクルの現場、再生紙を使用する市民・事業でリサイクルの輪を作る一方、ゼロエミッション工業団地は団地内でリサイクルを進め廃棄物をゼロにする活動も進めています。