宮前区の戦争遺跡
神奈川ネット川崎ブロック平和 PJメンバーで宮前区の戦争遺跡を巡 りました。 宮前区は、かつて区の 面積の約3割を占める広さに旧陸軍東部 62部隊の軍事施設が作られていました。今は、東急電鉄の開 発で街並みは変わっていますが、昔のままの丘陵地も点在しており、今も戦争遺跡が多く残っています。 宮前ネット事務所のすぐそばにも、昔、高射砲の陣 地があり、当時炊事場だった建物が今も残っていました。この場所は高台にあり、建物が無い昔であれば見 晴らしがよく、この位置に高射砲が置かれた理由がよ くわかります。道沿いには軍の演習場の境界を示す「陸軍」と書かれた標石もありました。日ごろ通っている道路が軍事のために作られた道路であることも知りました。
東部 65 部隊の本部があった所は宮崎中学校、部隊兵舎は虎の門病院、将校集会所は市の青少年の家に なっています。付近に馬房・装蹄小屋がそのままの状態で残っているのには驚きました。まちの歴史を知ることで戦後 71 年たった今も戦争を感じました。
次年度は平和 PJ 主催の親子で地域の歴史を知る 「戦争遺跡をめぐる」企画を行うことと、川崎市の平和事業として実施されている「かわさき巡回平和展」 の充実等の提案を行っていきます。