新型コロナ感染症といきる

新型コロナウイルス感染症による事業自粛に伴い閉鎖されたネットカフェ、行き場を失った人々が県の準備した武道場で過ごしたという報道をみて横浜まで行かれない人もいたのではと心配した市民も多かった筈です。

複数の自治体が対策を打ち出しましたが、川崎市でも,居所を突然失った人のために川崎区にある教育文化会館を開放しました。5月1日から7日まで、宿泊、食事、シャワーが準備され8人が一時的に過ごし、7日以降は市の自立支援センターにつなげています。

市には、職を失い生活が困窮した人のために、生活困窮者自立支援法に基づく「だいJOBセンター」があります。緊急事態宣言後は、相談が増えているとの報告があり、相談員やブースを増やして対応しているが、電話による相談は、4月は昨年の8.6倍、来所も3倍、5月も同様の伸び。電話もつながりにくいようです。新型コロナ感染症といきる社会、そして第2波への不安など解決するべき課題は山積していますが、今こそ市民の支え合いと助け合いで一人としてとり残すことのない地域づくりをめざします。