長野県松代市で平和活動を学ぶ

2022年11月5日長野県松代市にある象山地下壕を見学しました。ここは太平洋戦争末期の1944年大本営などの移転のために地下壕が計画されたものです。周辺三ヵ所の山のうち象山には約13㎞に渡り地下壕が掘られ、現在その一部が公開されています。隣接する歴史館には工事に関するもの、宿舎となった三角兵舎、当時にもあった慰安所等の資料が公開されていました。この工事を請け負ったのは今で言う大手ゼネコン、現場で掘削にあたったのは朝鮮半島から強制労働として徴用された約6000人ということでした。そしてここから排出された土砂は、東京の戦後復興や厚木基地・三沢基地の整備に運ばれたそうです。こうした資料館が民間によって保存運営され、語り継がれているというのは神奈川の市民として学びたいと思いました。

 川崎ブロック協議会平和プロジェクトでは、日吉の地下壕や、登戸研究所を見学し調査研究を続けています。宮前区内には当時の陸軍東部62部隊による戦争遺構が残されており、見学ツアーも開催してきましたが、一部がつい最近も開発によってマンションになってしまいました。今残されている馬房や被服廠を記録として残すためにツアーを動画で保存しています。また市民団体の方も活動をしていますが、大変危うい状況です。

また、松代の保存に向けては高校生の活動があったと伺いました。川崎の登戸研究所の調査も高校生の力によって動かされたと記録にあります。多様な世代による保存活動を継続することは今後に向けても意義のあることです。これからも多くの市民に呼びかけ平和への活動を調査研究するとともに平和政策として提案もしていきます。