介護保険の改悪がもたらしたもの
2024年の介護保険報酬改定では、訪問介護の基本報酬が減額となった。審議会の議論の経過からも容易に想像できたことだが、小規模事業者の倒産が増えているとの報道がある。
訪問事業者は特に小規模事業者が多い、一方で、大手がサービスに入らない利用者にもケアをしている。厚生労働省は、介護度の重い高齢者しか見えないようだが、要介護1、2の人への適切な介護があることで重度化を防いでいることがどうも理解できないようだ。
連日の猛暑の中、高齢者に寄り添う訪問介護は大切なサービスである。先日は根気強くエアコンの利用を勧め、やっと取り付けてくれたという話も聞いた。
地域で安心してそして安全に暮らすためにも、厚労省がいうところの軽度者も含めて訪問介護は重要なツールである。これからも地域の声を届け、政策につなげていきたい。