川崎の上水道を使った再生エネルギー

鷺沼小水力発電見学しました

管の中を水が流れて発電
管の中を水が流れて発電
 3月7日(水)鷺沼配水所にある小水力発電施設を見学しました。小水力発電とは、年間通して安定して発電できる、出力変動が少ないなどの長所がある反面、落差と流量がある場所に限られる、水の使用に関して利害関係に影響されると短所もあります。
鷺沼小水力発電は、長沢浄水場から鷺沼配水池までの高低差を利用して発電しています。有効落差は13.1m最大出力90kWで年間発電量で一般家庭約300世帯分の電力量に換算されるとのことでした。水道施設内の水を使用しているため水利権の問題はないこと、発電した電力は東電に売却していることが分かりました。
 市内ではこのほか潮見台浄水場からの落差を活用した江ヶ崎発電所や入江崎の下水道処理施設での小水力発電があり、神奈川県内水道企業団による発電が第1ずい道で行なわれています。
 福島第一原発事故後、原子力に頼らないエネルギーということで地域での再生エネルギー、省エネルギーなど社会生活の見直しが求められています。
天候に左右されないなど安定した再生エネルギーですので、水利権など課題はありますが、可能な限り拡げていきたいと考えます。